木材腐朽担子菌を利用したバイオプロセスデザイン

担子菌の優れた物質変換能を高度利用することで、産業分野の発展に繋がると期待されます。バイオマス変換・バイオレメディエーション・ファインケミカル合成など、担子菌を利用した様々な応用研究が世界各国で進められています。
 私たちは、担子菌が有する有用酵素・遺伝子の発掘と利用を目指し、分子生物学・遺伝子工学・タンパク質工学的研究を進めています。近年では、リグニン分解性担子菌が有するマンガンペルオキシダーゼを利用して、電子材料合成用パイロットプラントを構築しました。また、1000 L培養タンクを用いたリグニン分解酵素の大量生産にも世界で初めて成功しました。ハードバイオマスからのエタノール生産、ラジカルカップリングを用いた位置特異的炭素−炭素結合の生成、位置・立体選択的酸素原子の導入など、多岐に渡る利用が期待されます。

写真

 

 

 

 

 

 

担子菌1000L培養タンク